

作者は司法精神医学に通暁し、フランスに留学し研鑽し、数多くの精神鑑定実務にも習熟した精神科医であるとともに、カトリックを信仰し、優れた大文学者でもある。 悪魔のささやきという題名であるが、様々な語り口で人間の悲劇を語る、そのキーワードとしてのそれと解したい。 人間の歴史に現れた様々な常軌を逸した破壊と憎悪、その悲劇の数々を物語り、更に人間が本来持つ悪魔性に触れつつ、その普遍的事実といもいえる「悪... 続きを読む
Book 発売元 : 集英社
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価格 : 714円(税込) 在庫あり。


理系の大学を出て、ふとしたことから通信制大学の法学部に籍を置いています。憲法、民法、刑法などと順調に単位を修得してきましたが、手続法は民事訴訟法が初めてでした。まったく何も知らないし、大学から指定されたテキストは(当時の私には難しすぎて)あまり読む気になれませんでした。そういう時に、この本に出会いました。 「全体のイメージをつかむ」 という意味で、非常に良い本だと思います。とっつきにくいイメ... 続きを読む
Book 発売元 : 法学書院
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死刑制度に対して真剣に向き合い、煩悶を繰り返しながら自らの答えを模索していく著者の苦悩をありのままに綴った一冊です。 廃止、存置派、両の意見に耳を傾け、自らの考えや葛藤、困惑、矛盾など些細な心の揺れ動きまでありのままに載せており、死刑制度について共に考えを深めていこうという論調で書かれています。 最終的に著者は自らの立ち位置を決めるわけですが、内容としては終始問題提起本となっています(廃... 続きを読む
Book 発売元 : 朝日出版社
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あまりにも有名な昭和の大事件「津山三十人殺し」。犯人の都井睦雄は阿部定事件に深い関心を持っていて、「阿部定事件の上を行くすごいことをやっちゃる」と事件前親しい友人に語っていた。その結果、まさしくその通りのことをしでかしてしまった。私は岡山県の県北部の出身で、実家もこの事件の舞台である津山市加茂町行重貝尾部落とそう遠くない。読み終えた今、ものすごく後味の悪さを感じている。自分の生まれ故郷にもあった... 続きを読む
Book 発売元 : 新潮社
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死刑について、刑務官の視点で書かれた本。 死刑そのものがどのように行われるかだけでなく、執行日までの長い期間を死刑囚がどのように過ごすのかが記述されている。 著者が描く死刑囚の姿は、改悛して清らかな人物になった人と、とんでもない人が入り混じっており、たぶんそれが現実なのだろう。 また、執行の日まで、死刑囚を死なせないように細心の注意をはらい、しかも可能な限り罪を反省させて更正させよう... 続きを読む
Book 発売元 : 文藝春秋
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本書を読んでみようと思ったのは、日垣隆著『秘密とウソと報道』が端緒でした。 西山太吉氏のモラルを問題視した作品ですが、 最近の記者会見で西山太吉氏と同席されていた澤地久枝氏の 凛とした姿が気になって読んでみました。 素晴らしい傑作でした・・・ 蓮見喜久子氏の毒に翻弄されることを甘受し続けている西山太吉氏・・・ 結局、日垣隆氏とは全く異なる見解に至った訳ですが、それもこれも、 日垣隆氏が『秘密と... 続きを読む
Book 発売元 : 岩波書店
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第1編は前著「犯罪不安社会」の焼き直しで、取り立てて新しい内容はない。第2編の刑罰におけるポピュリズムに関する論考は、前著にはなかったもので参考になる。 ただし、気になるのは著者の刑事手続に関する知識の不正確さ、「すべては検察官のさじ加減ひとつ」といったステレオタイプな見方である。揚げ足を取るわけではないが、例えば、少年に対する殺人事件に対して5年以上10年以下という不定期刑が言い渡されること... 続きを読む
Book 発売元 : 光文社
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