

西洋から「悲劇」が失われて、そこから彷徨い出した「詩」は、宗教や近代イデオロギーの頸木に縛られ、ついに独自の価値を持つ文学様式とはならなかった。西洋詩は英独仏伊どれもこれも、嘘とはったり、耽美と陶酔、誇大妄想と自己顕示に満ちた似非芸術でしかない。マラルメでさえ失敗した。 ランボウが他の西洋の凡百の「詩人」と違っていたのは、西洋詩の嘘をはなから見破っていたことだ。彼は詩人ではない。彼は詩を破壊した... 続きを読む
Book 発売元 : 岩波書店
原著:J.N.A. Rimbaud 翻訳:小林 秀雄
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価格 : 483円(税込) 在庫あり。


「ねじまき鳥クロニクル」の冒頭に「ロッシーニの『泥棒かささぎ」はスパゲッティーをゆでるのにうってつけの音楽」と書かれています。 初めてこの本を読んだとき「「泥棒かささぎ」とはどんな音楽なんだろう?」と思い急ぎCDを買いに行ったことがあります。 村上春樹の小説を読んだことがある人なら、誰でも一度は同じような経験があるのではないでしょうか。 この本はそんな人にとっては格好の一冊となっています。 1つ... 続きを読む
Book 発売元 : 阪急コミュニケーションズ
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価格 : 1,680円(税込) 在庫あり。


村上春樹氏がなぜ日本の文壇や批評家から否定的な扱いをされ、 逆に世界的な作家として認知されているのか、 そのギャップについて、いかにも内田樹的な説明がされていて面白い。 あくまでブログの再編であり、ちゃんとした論考ではないが、 本著の中でも村上春樹氏の言うような「読んで食欲をわかせる批評」である。 個人的には「1973年の〜」「アフターダーク」の関連は恥ずかしながら初めて知った。 改めて書棚... 続きを読む
Book 発売元 : アルテスパブリッシング
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価格 : 1,680円(税込) 在庫あり。


20年くらい前に読んだのですが、今読んでも面白いと思います。 存在自体に機能がない、意味のない、かつ作り手がそれを意識して製作したものではない。 それをコンセプチュアル・アートとして認識したのが、「トマソン」です。 つまり、作り手のいない(いてもそれを作品として製作したのではない)芸術作品であり、これを「超芸術」とネーミングしています。 「存在自体に機能がない」という点において、「トマソン」... 続きを読む
Book 発売元 : 筑摩書房
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価格 : 945円(税込) 在庫あり。


「シェークスピア」という名前は知っている。 代表作のタイトルもいくつか知っている。 でも、その内容はほとんど知らない、という方には最適な「シェークスピア入門書」です。 筆者の書くとおり、訳書ではその面白さがうまく伝わらないし、 英語で読むには語学の壁がある。 そんな煩わしさを取り除いて、面白い部分だけを得意の阿刀田節で楽しく説明してくれます。 近年、シェークスピアの作品をモデルにした演劇や映画も... 続きを読む
Book 発売元 : 新潮社
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価格 : 620円(税込) 在庫あり。


ゲーテの言葉を解説しつつ著名な作者が書いた本ではあるが、作者にとってゲーテは偉大すぎてその言葉を伝えきる能力が足りずもてあましてしまったような印象は否めない。 偉人の含蓄のある言葉は様々な解釈がなりたつ、 それを理解することはまさしく作者が述べているように凡人には生涯かけても到達できるかどうかわからない上、作者の行っている薄っぺらさ(失礼な表現だが)では到底その域には達し得ない。 第一様々なこと... 続きを読む
Book 発売元 : 光文社
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価格 : 735円(税込) 在庫あり。