ハピネット・ピクチャーズ

真夜中のピアニスト DTSスペシャル・エディション [DVD]

真夜中のピアニスト DTSスペシャル・エディション [DVD]

New

おすすめ度 :おすすめ度:4.5

出演者 : ロマン・デュリス ニール・アルストラップ リン・ダン・ファン オーレ・アッティカ エマニュエル・デゥヴォス

種類 : DVD

脚本 : ジャック・オディアール

脚本 : トニーノ・ブナキスタ

高さ : 58hundredths-inches

ハピネット・ピクチャーズ

長さ : 710hundredths-inches

ディスク数 : 1 枚

出版社 : ハピネット・ピクチャーズ

リージョンコード : 2

発売日 : 2006-05-26

時間 : 103分

発売元 : ハピネット・ピクチャーズ

重量 : 18hundredths-pounds

幅 : 542hundredths-inches

発送可能時期 : 在庫あり。

価格 : 3,990円3,556円(税込) 434円(10%)OFF!!ショッピングカートに入れる


真夜中のピアニスト DTSスペシャル・エディション [DVD] 購入者のレビュー

ピアニストはピアノを超越できないおすすめ度:4

 主人公は不動産ブローカーを生業としたひとりの男。ネズミを放したり水や電気を止めたり時には暴力に訴えて物件を獲得する相当あくどい男だが、意外にもピアニストになるというロマンチックな夢を完全には諦められずにいた。そんな男の、プロのピアニストになるためのオーディションへの道程とその後が描かれた本作『真夜中のピアニスト』。この物語の中で行われる数々のコミュニケーション――同僚との共犯関係や仕事上の軋轢、同僚の妻との不倫、父親との不安定な繋がり、中国人女性と言葉が通じない中でのピアノ特訓――は、どれも一口に円滑とは認めがたいイビツなものばかりだ。いつだって齟齬をきたす日常生活。だからこそ男はピアノを前にした時だけは正直にならざるを得なかった。ピアノとだけは上手くコミュニケーションを取りたいとでも願うかのように、完全なフォルムの美しさを求めて男は鍵盤の上に指を走らせる。来たるオーディション当日、結局のところ不全に陥るピアノとのコミュニケーション。主人公の男を演じたフランス人俳優ロマン・デュリスがとても良い表情をしている。彼の見せる焦りや苛立ち、葛藤の表情が本作のムードをほとんど作っていると言っても良い。だがそれは同時に本作が描くコミュニケーション不全の明らかな表出でもある。殺された父親の死体を目の当たりにした時の彼の表情は迫真の一言に尽きる。父親の死の二年後、中国人女性のピアノ・コンサートに向かう途中で仇の男と偶然に出会い襲撃に成功するが、それが何の意味も果たさないことに彼は気付いてしまう。袋小路に迷い込む彼の心を癒すものは、最後の最後までピアノの美しい音色が持つ完全性だけだった。そう、不全によって失われたものはもう二度と戻らないのかもしれない。ピアノだってそうだ。一旦弾き逃してしまった音色を、始めに戻ってもう一度弾き直すことなどできやしない。ピアニストとは、これ以上何も失わないために、常にピアノという「完全」を必死に追い続ける「不完全」のことを言うのかもしれない。


いつもポケットにバッハおすすめ度:4

不動産ブローカーで不法居住者を暴力で追い出すやくざな稼業を営むトム(ロマン・デュリス)。偶然ピアニストであった母親の元マネージャーと遭遇しオーディションを受けることになったことから、中国人ピアノ教師の下でピアノレッスンを始める。本作品はハーベイ・カイテルが出演しているフィルム・ノワール「マッド・フィンガーズ」のリメイクだそうだが、ブローカーが暗躍するパリの街並に輝くネオンも美しく映像化され、あくまでもピアノによって生きがいを見出すトムの生活ぶりの変化が見所となっている。

中国人教師の自宅で、言葉の通じないピアノレッスンをするシーンがとにかく秀逸。殺伐とした仕事に身も心も疲れきっていたトムが、レッスンの後で中国人教師にだけ見せる満ち足りた幸福そうな表情が何ともセクシーだ。「ピアノで飯が食えんのか?」と仕事仲間からたしなめられても、レッスンをやめようとせず逆にのめりこんでいくトム。深夜のカフェで一人指ピアノをするトムが、同僚の妻と一瞬のうちに不倫関係に陥るのもうなずけるほど、芸術に恋をした男のフェロモンが背中から滲み出ていたのが印象に残る。

父親の復讐のため一瞬畜生道に落ちるかに見えたトムではあるが、ピアノの力によってかろうじて平静を保つ。中国人ピアノ教師との蜜月の描き方が不十分なため唐突な印象を受けるかもしれないが、愛の力というよりもピアノ=芸術の力により人間性を回復させた映画とするならば、むしろ本作品の演出の方が正解なのかもしれない。


enfin un bon film おすすめ度:5

Tres bon film avec un Romain Duris inattendu et tres convaincant. Personnages et prises de vues nerveuses comme la societe francaise actuelle, les jeunes en particulier. vivement conseille pour amateurs de films noirs.


結構、ハードボイルド系。。。おすすめ度:5

フランスの映画です。 主人公を取り巻く人間の裏と表、明と暗の曖昧さを巧み表現するあたりがこの作品の見所です。
昔を取り戻すために頑張っても、一度ピアノをやめるとダメなのかともネガティブにも取りがちな作品ですが、最後のシーンは結構感動的でした。

友人の妻との不倫はちょっとハラハラドキドキしちゃいましたっw


言語と音楽との葛藤劇おすすめ度:5

ハーヴェイ・カイテルの『マッド・フィンガーズ』のリメイク。
ロマン・デュリスは最近脂がのっているようで、本作のような陰陽の間に揺れる青年の演技はまさに適役。繊細な音楽への愛と父母への憧憬を持ち続ける裏社会の不動産ブローカーという、ともすれば物語的すぎる設定も納得させる存在感がある。
不動産業の父と音楽家の母を持ち、不動産ブローカーとして裏社会と表社会を行き来する主人公が、あるきっかけでピアノの道に進もうとオーディションに挑む。
言葉の通じない中国人のピアノ教師とのレッスン。同僚の妻との不倫。父への共感と確執。
すべてがコミュニケーション不全のまま、煙臭いパリの街の中で、主人公は焦燥感を強めていく。
中国人ピアノ教師が話す中国語には字幕が入らない。主人公も無論わからない。彼女の中国語は、音楽と同じ力をもって、主人公と観客の意識に潜りこんで来る。
父の世界と母の世界の葛藤が、言語と音楽の葛藤と重なり合うなかで、言語ありながら言語としては機能しない中国語が音楽を奏で、主人公を唯一導く。